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 終日航海日−2013年6月22日(土)


昨夜、午後9時に青森港を出港した船は、一路横浜港へ向かいます。

明日下船する前に、大きな仕事が待っています。荷物を作らなければならないのです。
同室のユミコさんは昨夜のうちに荷物をまとめていました。
出発前に荷物の準備をするときは、使ってない部屋に 思いっきり広げて作業ができるんです。
しかし、船の部屋は場所がないんです。
狭い、シングルベッドに大きなスーツケースを広げて、 荷物を詰めていきます。
まだ今日一日と明日を過ごさなければいけないので、 必要なものは残します。

前夜、各人にこのようなバゲージタグが一人2枚、配ら れました。
これは下船する時間によって色分けしてあって、私た ちのは黄色でした。
このタグに名前と部屋番号を書いて、スーツケースに 付け、夕食の前までにドアの外に出して置かないとい けないのです。
これは船から荷物を横浜のターミナルに降ろすための もので、家に送ってくれるわけではありせん。

私が荷物の整理で忙しかった時間、ほかの3人は
「スノーボールジャックポットビンゴ」に参加するために 7階のビスタラウンジへ出かけました。
参加料30ドルかかるのですが、ビンゴでドルが当たる のです。
私は、参加してないので仕組みはわかりません。
「こずえさ〜ん!私、大当たりだよ!64ドル当たったよ。」
と言って同室のユミコさんが帰って来ました。
「これで、船の中で使った分が、3分の1ぐらいまかなえるよ!」

飛鳥Uでは、毎回ビンゴがあって、参加しましたが、私は何も当た ったことがありません。
その中で、ユミコさんはいつも何かしら当てるので、やはりくじ運の いい人っているんだなと思います。

これで終わらないのが私たちの旅行です。
めでたし、めでたしのつもりだったんですが・・・

夕食のディナーでユミコさんはこの着物だけを残して いました。あしたの下船の時もこれを着て帰るつもりで す。
ところがレモンを焼いたみたいな料理が出たんです。 それを上手にナイフとフォークで中身を出しました。

その時です。「あっ、やっちゃった!」
着物のかけ襟にレモンの汁を落としてしまったのです。
3センチほどのシミです。
これはもうシミ取りの業者に頼むしかありません。数万円かかるそうです。

「神様は知ってたのよ!あなたが64ドル当たったから、それを使いなさいということでしょ?」
「でも元手が30ドルかかっているわけだから、もうけは34ドルだよ!」

でも仕方ないですね。着物って買うときもお金かかるけど、維持費も結構かかるらしい!

さて、私はやっと荷物の整理も終わり、友人に手伝ってもらって、ドアの外に出すことができま した。洋服、いっぱい持ってきたんですが、意外と寒かったので、着なかった服もありますね。

船には専属のカメラマンがいて、勝手に写真を撮って います。それをプリントアウトして、壁に展示している んですね。たとえば4人写った写真はちゃんと4枚あり ます。
自分が写った写真は買っても買わなくてもいいんで す。買わなければ廃棄されるだけです。
私たちが驚いたのはその値段です。飛鳥Uでは1枚 800円でした。それでも高いと思いました。

この船ではA4用紙より少し小さいサイズで、1枚2千円もするんです。
初日にそれを知った時は、「そんな高いもの買わないよ!自分たちでデジカメで撮ればいい もん。」と思ったんです。ところが、プロが撮ってるので写真はきれいなんですね。

寄港地での観光のためにみんなから3万円づつ集めたんですが、それが8千円残りました。 その残金で4枚写真を買うことにし、上の画像はその前に買ったのと合わせて、高価な写真 8枚です。ただし、同じ写真は1枚しか買いませんよ。コピーして4人分にします。

本日のデザートはウエイターが行列して音楽とともに皆の前に持ってきてくれます。
スイスの山みたいなケーキです。




朝はおかゆにしてみました。
10日間でどれだけ太ったか、心配で す。
 
 
 
 
 



 
ディナーが終わるとウエイターのエス ティバンさんがいつもダイニングの出 口まで送ってくださいました。
これが最後の夜ですね。