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昨夜、午後9時に青森港を出港した船は、一路横浜港へ向かいます。 |
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明日下船する前に、大きな仕事が待っています。荷物を作らなければならないのです。
同室のユミコさんは昨夜のうちに荷物をまとめていました。
出発前に荷物の準備をするときは、使ってない部屋に
思いっきり広げて作業ができるんです。
しかし、船の部屋は場所がないんです。
狭い、シングルベッドに大きなスーツケースを広げて、
荷物を詰めていきます。
まだ今日一日と明日を過ごさなければいけないので、
必要なものは残します。
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前夜、各人にこのようなバゲージタグが一人2枚、配ら
れました。
これは下船する時間によって色分けしてあって、私た
ちのは黄色でした。
このタグに名前と部屋番号を書いて、スーツケースに
付け、夕食の前までにドアの外に出して置かないとい
けないのです。
これは船から荷物を横浜のターミナルに降ろすための
もので、家に送ってくれるわけではありせん。
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私が荷物の整理で忙しかった時間、ほかの3人は
「スノーボールジャックポットビンゴ」に参加するために
7階のビスタラウンジへ出かけました。
参加料30ドルかかるのですが、ビンゴでドルが当たる
のです。
私は、参加してないので仕組みはわかりません。
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「こずえさ〜ん!私、大当たりだよ!64ドル当たったよ。」
と言って同室のユミコさんが帰って来ました。
「これで、船の中で使った分が、3分の1ぐらいまかなえるよ!」
飛鳥Uでは、毎回ビンゴがあって、参加しましたが、私は何も当た
ったことがありません。
その中で、ユミコさんはいつも何かしら当てるので、やはりくじ運の
いい人っているんだなと思います。
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これで終わらないのが私たちの旅行です。
めでたし、めでたしのつもりだったんですが・・・
夕食のディナーでユミコさんはこの着物だけを残して
いました。あしたの下船の時もこれを着て帰るつもりで
す。
ところがレモンを焼いたみたいな料理が出たんです。
それを上手にナイフとフォークで中身を出しました。
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その時です。「あっ、やっちゃった!」
着物のかけ襟にレモンの汁を落としてしまったのです。
3センチほどのシミです。
これはもうシミ取りの業者に頼むしかありません。数万円かかるそうです。
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「神様は知ってたのよ!あなたが64ドル当たったから、それを使いなさいということでしょ?」
「でも元手が30ドルかかっているわけだから、もうけは34ドルだよ!」
でも仕方ないですね。着物って買うときもお金かかるけど、維持費も結構かかるらしい!
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さて、私はやっと荷物の整理も終わり、友人に手伝ってもらって、ドアの外に出すことができま
した。洋服、いっぱい持ってきたんですが、意外と寒かったので、着なかった服もありますね。
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船には専属のカメラマンがいて、勝手に写真を撮って
います。それをプリントアウトして、壁に展示している
んですね。たとえば4人写った写真はちゃんと4枚あり
ます。
自分が写った写真は買っても買わなくてもいいんで
す。買わなければ廃棄されるだけです。
私たちが驚いたのはその値段です。飛鳥Uでは1枚
800円でした。それでも高いと思いました。
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この船ではA4用紙より少し小さいサイズで、1枚2千円もするんです。
初日にそれを知った時は、「そんな高いもの買わないよ!自分たちでデジカメで撮ればいい
もん。」と思ったんです。ところが、プロが撮ってるので写真はきれいなんですね。
寄港地での観光のためにみんなから3万円づつ集めたんですが、それが8千円残りました。
その残金で4枚写真を買うことにし、上の画像はその前に買ったのと合わせて、高価な写真
8枚です。ただし、同じ写真は1枚しか買いませんよ。コピーして4人分にします。
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本日のデザートはウエイターが行列して音楽とともに皆の前に持ってきてくれます。
スイスの山みたいなケーキです。
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朝はおかゆにしてみました。
10日間でどれだけ太ったか、心配で
す。
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ディナーが終わるとウエイターのエス
ティバンさんがいつもダイニングの出
口まで送ってくださいました。
これが最後の夜ですね。
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