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さて朝になりました。ドアの外の船内新聞のフォルダーに書類があり、『 昨夜出港が遅れたこ
と』は書いてありますが、やはり理由は書いてありません。
サン・プリンセスはpm11:00出港したらしいのですが、たぶん全速力で小樽港に向かったと思
われます。
朝9:30には港に接岸していました。
だったら、今日の予定、そんなに支障はなかったんじゃない?と思われるでしょうね。
ところが、私たち外国から帰国したことになるので、税関職員による入国審査があるんです。
(4人ともロシアには全く上陸してないんですけどね。)
船の中に税関の方が乗り込んできて、広い会場で行われます。
船室によって時間が決められていて、私たちは11時15分からでした。
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船から、港を見るともう車もたくさん来ていますし、お土産を売るためのテントも張られてい
ます。「運がっぱ」も早く仕事をしたくてうずうずしているようです。
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入国審査はビスタラウンジという場所でありました。通常はショーが行われているところで
す。そこにパスポートとクルーズカードを持って行きます。
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上の写真「日本人」と書かれた看板がありますよね。
事前に「日本人の方は簡単な審査でOKですから、この列にお並びください。」というアナ
ウンスがありました。
ということは日本人以外は違ってる??
そうですって!
日本人以外は指紋なんかも取られるそうですよ。それだけ信用されてるんですかね。
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入国審査の会場に入ったら、スムーズに済みましたので、今日お願いしていた個人タクシー
の方に電話をしました。
「12時には下船できそうですが、運転手さんの都合はいかがでしょうか?」
運転手さん、ほかの観光のお仕事があったのかもしれませんが、私たちの観光、受けてくだ
さいました。
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観光の最初がお昼ですので、昼食の場所に案内してもらいました。
私たち、「お寿司屋さんに行きたい!」と所望しました。
恥ずかしながら私は、出前を取ったり、回転寿司には行きますが、ちゃんとカウンターで、寿
司職人の顔を見ながら食べるのって初めてかもしれない。
運転手さんが、「ここはおいしい!」と太鼓判を押してくれたお店です。
奥様と二人で切り盛りされているそうですが、その日はお孫さんのところに行かれたそうで、
ご主人一人でした。
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「2500円、3000円、と4000円のお任せコースがあります。」と言われたので「4000円コース
で!」とお願いしました。せっかく北海道に来たんですもんね。
「全部で15貫です。期待してくださいね。おいしいのを出しますから。たくさん食べられるよう
にシャリは小さくしますよ。」とご主人。
友人が書いたメモ書きと突き合わせて写真を添付しましたが、間違っているかもしれません。
全部おいしかったんですが、特にこれまで食べたことがなかったのがタコの卵でした。
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途中で私たちより年配の男性二人が入ってきました。私たちのを見ておいしそうなのを個別に
頼んでいました。東京の人らしいのですが、
「こんなの東京で食べたら何万円もかかるよ!」とおっしゃっていました。
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食事も済んで、小樽の街が一望できる高台に上がったのですが、ご覧のとおり、霞んでいて
よく見えませんでした。
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そのあとヴェネツィアンガラスのお店に連れて行ってくれました。
見るだけのつもりだったのですが、あまりの美しさにネックレスとイヤリングを買ってしまいまし
た。
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小樽は漁業も盛んだったし、貿易も結構行われていたそうです。
それで金融機関が多いんですね。
しかも昔の洋風の建物をそのまま残しているので、素敵でした。
長崎とはまた違った雰囲気でした。
上の左の建物は窓に手動式のシャッターがあって、今でも動くのだそうです。 |
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船を全景入れて撮るのはとても難しいのです。
運転手さん、いい場所を知ってて観光の最後に撮ってくださいました。
並び方も運転手さんのアドバイスですよ。
「僕は写真にはうるさいんだから」とおっしゃっていました。
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夜はフォーマルナイトで
した。
観光した後、みんな急
いで着物に着替えまし
た。
みなさんマメですね〜。
今日はお昼のお寿司で
満足してたんですが、ち
ゃんと食べましたよ!
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ロブスターはエスティバンさんが、さ
ばいて身を出してくれます。
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同室のユミコさんは自宅からワインを3本持ち込んでいました。
ひとり1本までは持ち込めると書いてあったんです。
ところが部屋ではなかなか飲む機会もないし、ソファやテーブルさえなか
ったんです。
それで今夜ついにレストランに持ち込んで飲むことにしました。
持ち込み料15ドルです。
ちょっともったいない気がするけど仕方ないのか!
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小樽港にて(運転手さん撮影)
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このクルーズ日記をいつも読んでく
ださっている、ようこさん(仮名)か
らメールをいただきました。
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クルーズ日記を会社でこっそり見
てます。
何ですって!コルサコフに行けな
かった?だから外国船って不親切
って言うか、言葉の壁があるって
言うか。
私も去年、アメリカ船に乗ったんで
すが、船内にいる時は、洗濯に追
われ、ゆっくり出来ませんでした。
クーラーが効き過ぎて寒くて、電話
は故障。いちいちフロントに言って
苦情を言ったら、100ドルキャッシュ
バックすると言ったのに、降りる時
は、対象船室じゃないと言われま
した。
帰ってから、シアトルの本社にメー
ルしてくれと言われたのですが、
帰ってすぐ、疲れからインフルエン
ザになり、メールどころじゃありま
せんでした。
結局風邪は1か月かかり、泣き寝
入りで、ザータンダムの船はコリゴ
リでした。
値段は安いのですが、それでも私
たちは正規の値段。外国船をチャ
ーターしたから、旅行会社によって
は、お客を集めるため、代金を安売
りしたとか。
英語が堪能なら、苦情もガンガン
言えるのですが、いちいち日本人
スタッフを捕まえるのに時間がか
かり…。
洗濯女に化して忙しいクルーズで
した。
三浦さんの気持ち全く同感です。
次が楽しみです。
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コルサコフ 入出国スタンプ
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釧路・小樽 入出国スタンプ
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お寿司屋さんの前で
満足!満足!
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タクシーに乗車してすぐ、助手席側
に掲載している乗務員証を見まし
た。そうしたら、なんと同い年の方じ
ゃありませんか!
「運転手さん、昭和23年生まれな
んですね。私たち4人の内、3人が
昭和23年生まれですよ!
しかも、11月生まれなら、運転手さ
んが一番年下ですね。」
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運転手さん、驚いていました。
私たちが、自分より若く見えたの
か、それとも老けてると思われたの
かそれは知りませんよ!
そのあと、23年生まれということで
特によくしていただいたんです。
私たち最初の予定より観光を1時間
延長したんですが、延長料金も勉強
していただきました。
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「千春」の名前がついていますが、松
山千春のお店ではありません。
松山千春さんが店名を付けたお店
で、時々本人もお店に現れるそうで
す。
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街灯の上の鳥さん、飾り物じゃありま
せんよ。本物です。
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「俺はいいよ〜」と運転手さん、おっし
ゃったんですが、昭和23年組で記念
写真を撮らせて頂きました。
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←ワインは結局飲まないのが2本
残ったので、「重くていやだな〜」と
言いながらまた、彼女は自宅に持ち
帰りました。
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