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さて、いよいよ日本を離れ、ロシアのサハリン、コルサコフに着きます。
コルサコフ観光はam8:15集合時間と決められていましたので、前日am5:00に携帯の目覚ま
しをセットして就寝しました。
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ちょっと眠かったけど、朝早く起きて身支度し、観光
に行かない私もレストランへ行っていつものように朝
ごはんを済ませました。
いったん部屋に戻って、みんなは寒くないようにたく
さん重ね着しました。気温16℃です。
ミドリさんとノリコさんは船内のブティックでお揃いの
防寒着まで、購入していました。
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集合時間の少し前、私以外の3人は、「では、行ってきます。お留守番しといてね。」と言って
出かけました。
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その前日、私はパッセンジャー(フロント)に行って日本語のわかるスタッフにこのようなお願
いをしました。
私:「明日、私は一人になるのですが、部屋のドアの開閉が一人ではできません。
手伝っていただけますか?」
船のスタッフ:「はい、『アシストお願いします。』と内線していただけたらお手伝いに来ます。」
私:「部屋から出ることは一人でできるのです。
部屋に入ることが出来ないのに、どうやって内線するんですか?」
船のスタッフ:「電話はエレベーターホールにもありますから。」
私:「そうですか!わかりました。ではお願いします。」
ここまで交渉するの、結構大変だったんです。日本語がちょっとわかる外国人にはわかっても
らえないんです。やはり、日本人でなくては駄目なんです。
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さあて、今日は一人だ!何をしようか!
まだ船の中も隅々まで見学してないので、見て回るかな?いい運動にもなるし・・・
am9:30 部屋の内線電話が鳴りました。
「こずえさん!私たちコルサコフ、行けなかったの!
時間、間違えてたのよ。
これだけ遅れたらどうにもならないと言われたよ。
7階でお茶飲んでるから、出て来て!」
釧路を出る夜1時間、その次の日1時間、合計2時間
時間を早めなければならなかったのに、私たち4人と
も時差は1時間だと思い込んでいたのです。
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がっかりのポーズ!!
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というわけで、19.5ドル/1人×3人分の”ちょっとだけ観光”は泡となって消えたのであ
ります。
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もうお茶飲みながら、おしゃべりするしかありませんでした。 |
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午後、すごく暇でした。
同室の友人はお昼寝してましたので、私だけ船内散歩に出かけました。
船のブティックは免税店なので、停泊中は開けることができないんです。
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7階のビスタ・ラウンジへ行ってみました。ソファとテー
ブルがたくさん置いてあって、ショーが行われたりもし
ますが、昼間は静かです。コーヒーなどを注文すること
も出来ます。
そこに、オフ会で知り合った鹿児島のご夫婦がくつろ
いでいらっしゃいましので、私もそこでおしゃべりする
ことにしました。
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私は飛鳥Ⅱと比べて部屋がすごく使いにくいと思っているのですが、そのご夫婦の話によれ
ば、この船はベッドが高いので、ご主人を車椅子からベッドに移乗するとき、とてもやりやすい
のだそうです。
ご主人は結構大柄の方で、奥様に「抱え上げるとき、腰とか大変ではありませんか?」
と伺ったのですが、
「いいえ。相手の力を利用して抱えあげるので全く力は必要としないのです。」とおっしゃって
いました。
ご主人も「家内は慣れてるからいいんですが、かえって力のある男性にやってもらうときの方
が、どうにもならないんです。」とおっしゃっていました。
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コルサコフからのテンダーボートの最終便はpm4:00
になっていました、
サン・プリンセスはpm5:00には出港するはずでした。
食事の前、ブティックがある6階にいってみたら、店員
さんはいるものの、お店が開いていません。
買い物をしたい客が「早く開けて!」と並んでいまし
た。
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そうしたら店員さんがお店から出てきて、
「ショップは船が出港してある程度岸から離れないと開けることが出来ないんです。下手する
と今日は開けられないかも知れません。」
という会話がちょっと聞こえてきました。えっ何かあったのかな?と思いました。
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この日は夕食は自由に食べてよかったのでいつもより早くしました。
船はほとんど揺れないので、動いているかどうかがわかりません。
部屋に戻って、窓から外を見てみましたが、暗いのでここでも動いているかどうかわかりませ
ん。
同室の友人に「ねえ、船動いてないんじゃない?何かあったのかな?」
「そうね、帰って来てない人がいるとか、不審者が入り込んだとか?
その内動くんじゃない?」
と、あくまでものんきなことを言っていました。
でも明日、『小樽』はどうなるの?タクシー予約しているのに!
私の心配はどんどん大きくなりました。
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友人がバスルームにいる間にパッセンジャーに内線で聞いてみました。
「この船、動いていますか?」
「いいえ、まだ出港しておりません。いつ出港できるか目途が立っておりません。私どもには
なんの連絡も来てないんです。」との回答。
「えっ!私たち明日9時にタクシーを予約しているのですが、このままでは予定通り着かない
と言うことですよね。タクシー会社に急いで連絡を取らないといけないいんですが。」
「室内の電話からだと、電話代が高額になります。パッセンジャーまでおいでください。こちら
から電話することが出来ますので。」ということ。
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バスルームから出たきた友人に
「大変だよ!まだ出港していないって!いつ出港できるかわからないらし
いよ。運転手さんに連絡取らなきゃ。」
彼女は急いで髪を乾かして「こんな格好でいいかな?」と言いながら5階に下りていきました。
運転手さん、もうお休みだったそうですが、奥様に起こしてもらって事情を説明。
「もし、明日午後からでも下船できて、午後に運転手さんのスケジュールが開いていたらお願
いします。」と話してきたとの事でした。
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船はサハリン島の東より1マイルの
停泊所へ錨泊いたしました。
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船客はこのようなテンダーボートで島
に移ります。一艘で100人ぐらい乗
れるそうです。
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コーヒーだけじゃね~
憂さ晴らしにビールも飲もうか!!
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カジノの入り口
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これまで寄港した都市の盾
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船内中央吹き抜けの天井
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吹き抜けスペース
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フォトギャラリー
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室内のテレビで船の位置を知らせる
チャンネルがあるのですが、これも全
く動きません。
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船側は
「夜中に明日の予定につき手紙をド
アの外に入れておきます。」
と言っていました。
でも出港できない理由については
全く説明がありませんでした。
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この日は結局予定より6時
間遅れてpm11:00に出港
したようです。
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