長崎くんちの奉納踊りを長崎市公会堂広場で
見ました。

10月7日から3日間は長崎の氏神様の諏訪
神社の秋の大祭・長崎くんち。この奉納踊り
は国指定重要無形文化財に指定され、長崎市
中心部は祭り一色。私も長崎っ子だけに祭り
となると血が騒ぐ。



女房殿のつてで毎年、公会堂での観覧券が無
料で手に入り、この10年ぐらい、毎年、公
会堂の桟敷で、奉納踊りを鑑賞している。

今年の踊町は興善町(本踊)、八幡町(弓矢
八幡祝い船、剣舞・山伏道中)、万才町(本
踊)、銀屋町(鯱太鼓)、五嶋町(龍踊)、
麹屋町(川船)、西濱町(龍船)の7町。

昭和40年代から50年代にかけて、町名町
界変更などで自治会の運営が弱体化して、資
金難が続き、踊町の辞退が続き、3町ほどし
か参加せず、諏訪町や籠町の龍踊、樺島町の
コッコデショなどが特別参加して、何とかく
んちの体裁を取っていた時期があった。

そこで長崎市と商工会議所が一体になって市
の補助金などで、今では昔の自治会も団結し
て毎年5か町から7か町が出るようになっ
た。

今年は、龍踊や鯱太鼓の人気のある出し物が
出てみんな、くんちを楽しみにしていた。心
配だった天気も秋晴れに恵まれて始まった。

私は午前6時15分始発のちんちん電車に乗
って、8時から始まる本番に向け、6時半に
公会堂に行った。

会場はもうずらりと長蛇の列。7時に開場と
なったが、正面のいい席は取れず、入り口が
見える席の中段に座って出し物を待った。

写真撮影、文責 池田文夫

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本踊り
現在の町名になって五回目の出場。傘鉾の飾り物は白木の八足台に烏帽子と神楽鈴を頂き、両側に紅葉を配して季節感がある。


弓矢八幡祝い船、
剣舞・山伏道中
傘鉾の飾物(だし)は朱塗りの弓矢台に大弓2張りと24座の征矢。八幡様の使いである白鳩が3羽止まっている。


本踊り
傘鉾の垂幕は塩瀬羽二十重、亀甲形の模様が金銀の刺繍でいる。輪には黒のビードロに金文字で町名を記している。


鯱太鼓
傘鉾の飾物は、金色の鯉が水面から飛び上ろうとする姿を表現した「流金出世鯉」。長崎の写真家、上野彦馬の祖父


龍踊
傘鉾の飾物は虫かごの周りにキクとススキであしらった。輪は、黒ビードロに長崎在住の書家の大浦澄泉氏が揮ごう


川船
麹をつくる過程で出来る「麹花」が梅の花に似ていることにちなみ、町の花は「梅」傘鉾の飾物は紅白梅の献上梅。


龍船
傘鉾の飾物は大名の遊具である貝桶2つ。紅葉と白菊。垂幕は中国姑蘇十八景図の長崎刺繍。輪はローマ字で
公会堂で奉納踊りを堪能したらもう正午前。長崎市役所内の食堂で食事をして、お下りまでの時間調節。諏訪神社の
これは市役所から県庁まで7か町のがゆっくりゆっくり前進。何しろ100キロ以上、重いのは150キロはあるというが交代で


  



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