50年ほど前、当時はよく自宅で油絵を描きながラジオを聞いていた。
そんなある日、ラジオからアメリカンポップスとは違う新鮮で迫力の有る曲が流れてきたのを覚え
てる。紹介では、今イギリスの若者の間で大人気の”BEATLES”というマッシュルームカットの4
人組だと語っていた。
たしか最初に聞いたのは「 Please Please Me 」だと記憶している。そしてすぐ次に「I Want to
Hold Your Hand」という曲が流れてきた。それからは良くラジオから流れてくるビートルズを聞
いていたものだ。
そして1964年には「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」の映画を見に行った。そ
の後、美大に進んだ同じクラスに1966年6月の武道館でのビートルズ日本公演を見に行った女
子大生がいた。彼女は大変なビートルズファンで、叫び声と悲鳴で気絶直前だったと語っていた。
貴重な公演に行ったものだ。
それから半世紀〜イギリスを旅するにあたり、1度は行ってみたかったリパプールに足を向け
た。マンチェスターから電車で約1時間、街全体が世界遺産の港町で、まずはマシュー・ストリー
トを訪れた。300メートルほどの通りに、ゆかりのパブや292回演奏した「ザ・キャバーン」
や記念品や土産物がそろった世界一有名なトレビュート・ショップが並んでいる。通りの角には
「HARD DAYS NIGHT HOTEL」という名のホテルがあり、外壁には4人の銅像がサンタに衣装を
纏って立っていた。
そして、次にアルバート・ドックの一画にある「The Beatles Story」というビートルズ最大の
ミュージアムを訪れた。そこはビートルズ伝説の展示とともに、ポール・マッカートニーのナレー
ションもあり、たまらない空間となっている。
71歳という年齢にもかかわらず、いまだ現役で活躍するポール・マッカートニーの日本公演や、
ビートルズ最新アルバムの発売など、彼らの活躍は我々団塊の世代に今後も大きな刺激を与えてく
れていることには間違いない。
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