1986年に情報処理と経理の学校で開校しました。時代のニーズ
とともに発展を続け、現在は、2年制の介護福祉科・医療ビジネス
科、情報系学科の3科のほかに、社会人教育科、留学生のための
日本語科・国際ビジネス科があります。
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一つは新しい時代と産業界が求める優れた即戦力となる人材育
成です。二つめは、就職率100%の達成です。その就職内容も、
「第一希望の場所で、第一希望の職場」になるよう先生方も最大
限の努力をしています。また、職場実習や実地研修によって、学
生の人柄や力量を分かってもらい、安心して採用してもらっていま
す。
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採用の第一条件が即戦力で、それには二つの視点があります。
一つには、実際の職場で仕事をするには、特定の分野の知識だけ
でなく、何事にも柔軟に対応できる知識をそなえた「ゼネラリスト」
の資質が強く要求されます。笑顔での対応、的確な説明力、臨機
応変の処理能力などです。
二つめは、「スペシャリスト」としての専門性をいかに「高めるか、そ
れによって仕事の内容や活動範囲に大きな影響が出てきます。
本校の指導方針は、理論学習も技能・技術の習得も、まずは、基
礎・基本からしっかり始めます。初心者の方が考える不安は全くあ
りません。目標は、あくまでも、高度なレベルのライセンス取得で
す。集中講義や補習、特訓を連日遅くまで実施する必要もありま
す。
その結果、得点力は全国平均よりはるかに高く、年々向上の一途
をたどっています。また、個人としても、価値ある受賞に輝く生徒も
多くなっています。
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本校が目指すは、「学生自ら学ぶ楽しさ」に在ります。その原点
は、積極的な「質問力」です。じっくりと考えて理解にたどり着いた
ときの実感は楽しいものです。質問によって、先生や友人と親しい
人間関係も出来て、学習効果も抜群です。
論語に「これを知る者は、これを好む者にしかず。これを好む者は、
これを楽しむ者にしかず。」とあります。これが本格的な学ぶ姿勢
の基本だと思います。また、「質問力」と「対話力」とは表裏一体で
す。どんなに情報過多の時代であっても、常に読書での対話、自
分自身との対話、大自然との対話など、これらを生活習慣化し、決
して怠ってほしくない必修科目にでも決めたい気持ちです。歴史を
問い、その時代を生き抜いた人々の足跡に学ぶなど、また一陣の
春風に人生無上の甘露味を共感するなど、「自ら問い学ぶ楽しさ」
を広く求めてほしいものです。知性や感性の高揚を目指し、日々努
めなければなりません。
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■ 日頃の学習では、学生の「質問力」はどうですか? |
学生にとって分からない授業ほどつまらないものはありません。
ですから、授業中の質問は大いに受け入れながら、更には、放課
後等の個別指導・グループ指導へと連動しています。学生の熱心
な質疑に応じることによって、先生方の総合的な指導計画の改善
にもひと役かっています。
「継続は力」です。質疑による独学を続ければ、やがて自分の身
丈・体質に合った学習法を会得できるでしょう。何が強みか、何が
弱点なのかを考えて、多少なりとも自分独自の学習法を編み出せ
れば最高です。その人固有の”技”へ近づく第一歩です。
一人でも多くの学生が、卒業時までに、この自己発見の域まで
到達して欲しいと思っています。
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■ クラスの団結力も大切にしていると聞いてますが。 |
学び合う絆によって、クラスの強い団結力が生まれるのも当然で
すが、学生一人一人の自主性や責任感も変わってきています。
「人間は、環境を作り出す動物であると同時に、環境に支配される
動物でもある。」と言われています。良い環境づくりには、信頼、友
情の上に、フレンドリィ・ライバルティ、つまりは、友人同士の好まし
い競争意識が不可欠です。気力にあふれたクラスの環境に恵まれ
れば、在学2年間で4年分の実質効果が上がることは間違いあり
ません。
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面接指導の一環としても、いろいろの機会をとらえて3分間スピ
ーチなどをトライしています。基本は発表力と読書量は大きく比例
するとの認識にかかっています。両者はアウトプットとインプットの
関係にあり、「読む」「聞く」の入力を高めれば、「話す」「書く」の出
力も強まり、思考力もついてきます。研究発表会や留学生との交
流会などで、素晴らしい意見の発表や討議がなされ、時には、想
像以上に強い刺激の場となっています。
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私は先輩から言われて、午前0時から6時まで、しっかり眠るよう
にしてきました。食生活にも気をつけて、規則的な生活習慣を身に
つけることが大切です。リズミカルな生活を毎日続ければ、必ず成
績も上がっていくのです。心身ともに充実した日々であれば、欠
席、遅刻、早退もなくなり、企業に入っても休まないことにつながっ
ていきます。その結果、本校卒業時の皆勤・精勤の受賞率は、平
均して85%以上の高率を誇れるようになっています。
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お蔭様で、この成果は、正に師弟同行による合作の賜と言えま
す。本校で会得した、「自ら学ぶ姿勢」を続けて、職場での目ざまし
い活躍を期待しています。
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2007年問題を起点に、本校の果たす役割は一段と大きくなって
きています。地場産業界を中心に、もっと広く連携・交流を深めな
がら、更に充実した指導内容を見極め、学生や保護者の期待に応
える教育を進めていきたいと思います。何事にも粘り強くやり抜くし
たたかな情熱と行動力を、学生諸君にぜひとも期待したいところで
す。
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■ 最後に、長崎県における本校の役割について伺います。 |
教育の国際化が本校の特色のひとつです。
歴史・文化の街この長崎に親しみを感じ、夢多く、学習意欲に燃え
る元気な留学生が本校で学んでいます。また、県外や海外進出へ
未来志向を求めてやまない日本の若人も多い時代です。
その一方で、自分の住む地元志向の在り方を、広く真剣に見通さ
ねばならない地方の時代でもあります。長崎という地元に在って有
能な人材を育て上げ、その数を確保し定着してもらわねば、若い活
力による本件の明日への展望は開かれません。
端的に申せば、「地産地消」戦略の一端を、微力ながら本校が担
っている現実を真摯に受けとめ、日々新たな決意で臨んでまいり
たいと思ったいます。
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