最近、よく東京のスペイン・バルとやらで、ワイン片手に串に刺さった小
皿料理をつまむ姿をよく目にする。このピンチョスと呼ばれる料理は、バ
スク地方の名物である。
6月の初旬、パリからTGVとローカル線に乗り、6時間かけてスペイン北
部バスク地方の「サンセバスチャン」に向かった。リゾート地でもあるこ
の地はラ・コンチャ湾に面したこじんまりとした美しい街である。特に旧
市街にはバルがひしめき合い、中に入るとカウンターには所狭しとピンチ
ョスが並んでいる。日本でいう「おばんざい」の小皿版かな・・・
店の中はテーブル席が有るものの、立ち食い、立ち飲みで、ひとつのバル
で1杯ひっかけたら次のバルへとはしごするのがバスク流。そこで、ちよ
っとピンチョスを紹介します。
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次はバスで1時間20分「ビルバオ」へ向かった。
スペイン北部屈指の湾岸都市で緑が多くとても穏やかで、また、元々は鉄
鋼業で栄えたこともあり経済的に裕福なため、治安がいい街です。
そしてビルバオと言えば、建築界の鬼才、フランク・ゲーリーによって設
計されたグッケンハイム美術館が有名。
まずは色とりどりの生花が植え込んである大きなテリア犬がお出迎え。ス
ムーズな曲線、不規則な形が実現されて、複雑な形態を構造的に解決した
近代美術館である。
旅は冒険。旅は夢。旅は現実。世界は広く、ありえない事が当たり前だっ
たり、想像をはるかに超える経験をする。旅は、今まで自分を制限してい
た価値観を改めさせる。だから旅は終わらない・・・
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上原 寛一郎
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◎バスク地方
ピレネー山脈をはさみ、スペインとフラン
スの両側ににまたがるバスク地方。そこに
住む人々はバスク人と呼ばれ、ヨーロッパ
の他の地域とは異なる言語を持ち、独特の
文化を育んできました。近年では美食
とアートの都としても注目を浴びている地
域です。
◎ピンチョス
ピンチョス(単数形はピンチョ :
pincho、バスク語: pintxo、「串」の意)
は、小さく切ったパンに少量の食べ物がの
せられた軽食のことである。名称はかつて
は食材を串や楊枝でパンに刺して留めてい
たことに由来しているが、串や楊枝を用い
ないものもピンチョ(ス)と呼ばれる。タ
バスの一種であり、現在はタバスの同義語
としてもつかわれる。
ピンチョス一覧は下記の画像をクリック
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